皆さんこんにちは。
ここ最近は気温差のある日が続いているせいか、風邪やインフルエンザ、コロナなどにかかっている方も多いのではないでしょうか?
運動をしている方(特に加圧トレーニング)は、免疫力が上がっているので問題は無いと思いますが、気を抜かず、予防を心掛けましょう。
風邪やインフルエンザ予防の対策は「うがい・手洗い・消毒・マスク」などと大分定着して来たと思いますが、実は、それ以外にとても有効な予防策があるのです。
それは「歯磨き」です。
ウイルスは鼻と口から侵入します。
「口の中の細菌が多いほどインフルエンザに感染するリスクが高まる」といる研究結果が出ており、「うがい」だけでは細菌を十分に取り除けないため、歯磨きを推奨しています。
大人の口の中の細菌数は、歯をよく磨く人で、1000~2000億個。
あまり歯を磨かない人で、4000~6000億個。
ほとんど磨かない人で、1兆個と言われています。
これらの細菌はプロテアーゼという酵素を出します。
口腔内を不潔な状態にしておくと細菌が増殖し、このプロテアーゼがインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする働きがあるとの事です。
不潔な状態にしておく → プロテアーゼの量が増える → インフルエンザに感染しやすくなるという悪循環が起こります。
≪歯磨きのポイント≫
◇夜は、特に念入りに磨く
寝ている間は唾液量が減り、細菌が繁殖しやすい状態になります。
寝る前に歯磨きを丁寧に行い、細菌数を減らして増速を防ぐ効果があります。
◇朝は起きてすぐ歯を磨く
朝起きると、睡眠中に繁殖した細菌が口腔内に多く生息しています。
うがいや歯磨きをせず、飲んだり食べたりすると、体内にウイルスや細菌を取り込んでしまう
ことになってしまします。
一説によると、起床時の口腔内にはスプーン1杯分の大便があるのと等しい細菌が生息してい
るという説もあり、起床時は朝食前に歯磨きを行う事をおすすめします。
◇舌も磨く
見落としがちな事は、細菌は歯だけではなく、舌の上に多く生息しているという事です。
歯ブラシで数回、舌をまんべんなく軽くこするだけですが、舌の粘膜はブラシでこすると
傷ついてしまうため、専用の器具を使って磨くのが望ましいでしょう。
◇まめに歯ブラシを交換する
歯ブラシは1カ月に1本を目安に交換しましょう。
ハブラシは細菌を掃除して使用するうちに歯ブラシ自体にも細菌が繁殖するのは当然のこと
です。
しかも、毛先が開くと、歯にきちんと当たりにくくなり、効果的に歯垢を落とせなくなりま
す。
新品の歯ブラシと比較すると、歯垢除去率は40%に低下する効果もあり口腔内を清潔に保つ
為にも、1カ月に1本を目安に交換しましょう。
口の中の細菌を減らすことによってインフルエンザの発現率が10分の1程度に減ることが
立証されており、インフルエンザウイルスの予防には口腔ケアが一番だと思われます。
以上の様に、歯磨きのタイミングや手順、ちょっと意識するだけで、インフルエンザの予防につながります。
お家でできる簡単な方法でインフルエンザは予防できます。
歯の健康だけの歯磨きではなく、健康の為の歯磨きをしましょう。