皆さんおはようございます。
今日は「運動と脳」の関係についてお話しをします。
運動は脳に対して多くのプラスの効果をもたらすことが科学的に証明されています。
主な影響としては、「認知機能の向上」や「ストレスの軽減」「記憶力の向上」などが挙げられます。
① 認知機能の向上
運動は、脳内で神経細胞を成長させる「脳由来神経栄養因子(BDNF)」の分泌を促進しま
す。
これにより、脳内のニューロンの接続が強化され、学習能力や集中力が向上するそうです。
特に、有酸素運動は前頭前野(計画や判断を司る領域)に対しても有効です。
② ストレス軽減と気分の改善
運動は、エンドルフィンやセロトニンといった「幸せホルモン」を分泌させることで、スト
レスや不安を軽減し、気分を高める効果があります。
これは、精神的な健康を維持し、鬱病や不安障害の予防にもつながります。
③ 記憶力と学習能力の向上
運動によって血流が促進され、脳の海馬(記憶を司る領域)が刺激されることで、記憶力が
向上します。これにより、新しい情報の定着や長期記憶の形成が助けられます。
④ 創造性と問題解決能力の向上
運動は脳に新しいアイデアを生み出す能力を促進します。
特に散歩や軽い運動は、問題解決や創造的な思考をサポートすると言われています。
⑤ 睡眠の質の改善
適度な運動は、睡眠の質を向上させることで、脳の修復と回復を助けてくれます。
良質な睡眠は、脳機能の全般的な向上につながります。
「運動と脳の関係」は、特に中高年齢層や認知症予防の観点からも注目されており、厚生労働省も適度な運動習慣をすすめております。
見た目だけの運動(ダイエットや筋トレ)だけではなく、健康面や精神面など、内面から考えた運動が大切だと思います。
先々を考えた運動を正しく、効率よく行いましょう。